AIの話になると、急に横文字が増えます。生成AI、LLM、プロンプト、トークン、エージェント……。呪文みたいで、それだけで「自分には縁がない」と感じてしまう人も多いはずです。
でも安心してください。むずかしそうな言葉ほど、中身はとてもシンプルです。今日は、よく出てくる9個の用語を、ぜんぶ身近なものにたとえて説明します。これだけ分かれば、AIの話はだいたいついていけます。
まずは「AIそのもの」まわり
生成AI……何でも作ってくれる、物知りで頭のいい友だちです。文章でも絵でも、お願いすればその場で作ってくれます。ChatGPTもこの仲間です。
LLM(エルエルエム)……その友だちの“脳みそ”です。世界中の本を読んできた、知識のかたまりだと思ってください。正式には「大規模言語モデル」と言いますが、要は賢い脳みその部分のことです。
トークン……回転寿司のお皿の枚数です。AIが読んだり書いたりした“量”を数える単位で、たくさんやり取りするほどお皿(トークン)が積み上がります。料金もこのお皿の数で決まることが多いです。
つぎに「AIへの頼み方」まわり
プロンプト……レストランでの注文です。「パスタを」だけより「トマトのパスタを、辛さ控えめで」と頼んだ方がいい料理が出てきますよね。AIも同じで、お願いが具体的なほど、いい答えが返ってきます。
API(エーピーアイ)……注文カウンターの店員さんです。厨房の複雑な仕組みを知らなくても、カウンターでお願いすれば料理が出てきます。自社のアプリやシステムからAIを呼び出すときの“窓口”が、このAPIです。
そして「AIにできること」まわり
AIエージェント……お屋敷の執事さんです。ただ答えるだけでなく、自分で段取りして手を動かしてくれます。「予約を取っておいて」と言えば、調べて、連絡して、最後まで片づけてくれる。そんなイメージです。
チャットボット……自動販売機です。決まったボタンを押すと、決まった答えが出てきます。便利ですが、ボタンにないことは答えられません。執事(エージェント)との違いはここです。
学習……自転車の練習です。最初は転んでも、何度も繰り返すうちにコツをつかんで乗れるようになります。AIも、たくさんの例を繰り返し見ることで少しずつ賢くなります。
最後に「いちばん大事な注意点」
ハルシネーション……知らないことを、それっぽくウソをついてしまう友だちです。AIは知らないことでも自信たっぷりに答えることがあります。だから大事な部分は、そのまま信じずに必ず自分で確かめる。これだけは覚えておいてください。
まとめ
並べてみると、どれも一度たとえてしまえば難しくありません。生成AIは物知りの友だち、その脳みそがLLM、頼み方がプロンプト、量の単位がトークン、手を動かす執事がエージェント。言葉が分かると、AIは急に身近になります。
私たちの理念は「楽ではなく、楽しいを考える」です。むずかしい言葉に身構えて遠ざけるより、まず一歩だけ近づいてみる。その入口になればうれしいです。